エッセイ・NO.12 「平成27年 年賀状」  (2015.1.1)


 
    ネコヤナギ      アゲハチョウ        皆既月食        メジロ

  謹 賀 新 年   2015(平成27)年 元旦

 春夏秋冬、山里の自然の営みに感動し、それを記録しながら歳を重ねております。もし
私が一人で暮らしていたなら、行政的には「独居老人」と呼ばれる年齢になりました。

 しかし、幸いなことに、私には最上の料理を作ってくれる女房(坊守)が居り、筆を一緒
に作る相棒が居ます。 (もう一人の息子は京都で在職中) 更に、世話を焼くのが楽し
い犬や猫も沢山います。

 相田みつをさんが、「生きているうち はたらけるうち ひのくれぬうち」という言葉を
残していますが、私も家族に支えられているうちに、古くなった寺院の整備をして次世代
に渡せるよう、もう少し頑張らねばなりません。

 大きな伽藍を建てるような力も望みもありませんが、お参りされた皆さんが、気持ち
よく懇談できる小さな集会所みたいな場所(寺)で充分だと思っています。

 皆様には、これまで同様に筆のご愛顧を戴いたり、「ちょっと話に来て」と、お声を
掛けて戴ければ、私の力強い励みになります。どうぞ宜しくお願い致します。
                (年初めから嘆願書みたいな文になりました。請許。)

  皆様にとりまして幸多き年でありますように       御堂順暁

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